あいむのゆっくり記録。

〈抑うつ神経症〉と診断された精神病患者の回復記録。

死にたくなったあの日から11ヶ月後の私

こんにちは。

今日、初めましての方と話す機会があって、話す中で自分は非常に恵まれた状況にいるなぁと気付いたので、記録とともに残しておこうと思います。

 

 

前回までの振り返り

デイケアを休む決断ができるようになり、無理せずデイケアに通うようになりました。

イライラしてしまう原因をカウンセリングで突き止めることが出来、しっかりと休憩をとるようにしようと思いました。

 

今回の受診日までの1ヶ月程の話

程よく休憩をしながら、ストレスが溜まらない程度にデイケアへの参加をしていました。

休む決断が出来るようになってからは、無理することなく、朝の体調を見てからデイケアへの参加を決めることが出来ました。

様子を見て午後だけ行く日もありました。

 

今回の受診日の私

カウンセリングでは、比較的快方に向かっているけど時々だるい話と、快方に向かっている一方でまた前回の通院のように自分じゃなくなっていくように感じてしまいそうで不安になるって話をしました。

そもそも死にたいって気持ちがアイデンティティのようにあったことから前回は自分じゃなくなっていくような気がしたことなどもお話ししました。

カウンセリングで改めて知ったことは、死にたいって思うことはみんなじゃなくても半分くらいの人はあるだろうってことと、みんなどちらかと言えば生きたいだけで明確に生きたいと思っている人は本当に少ないことでした。

目から鱗でしたね。

常々死にたいと思っていることが普通じゃないと気付いてからは、みんな生きたいと思ってるんだと思ってましたからね。

考え方が極端すぎたのかもしれませんw

これまでは嫌なことがあるとすぐ死にたいに直結していたから、それが他の選択肢も取れるようになったらいいですねと言われました。

その後の診察では、就労してみないかというお話になりました!

嬉しいの半面、不安半面です。

「本当は、1,2年デイケアに通って慣れてもらおうと思ってたけど、回復に向かうことが不安になるのであれば、追い込むぐらいがちょうどいいかもしれない。ちょっと早いけど就労してみる?」と先生は言われました。

休めることは嬉しいけど、罪悪感を感じるって言ったら「それが通常だよ。」と言われました。

でも、落ち込んで辛いうちは休んでることに罪悪感も感じないので、回復してきている証拠なのでしょうね。

そして、先生に改めて疾患名を聞きました。

抑うつ神経症

記憶のある限りで中学生くらいから死にたいって感情があり、気分の浮き沈みがあることから抑うつ神経症と診断されたそうです。

先生には「名前からは軽いうつって思われちゃうかもしれないけど、うつは薬飲めば治るけど、これはこれからも気分の浮き沈みと付き合っていかなきゃいけないからね。」と言われました。

上手く付き合っていけるのかなと不安になりました。

先生と診察の後は、就労支援などをしてくれる相談員さんと話をしました。

就労にどういうものがあり、どんな段階を踏んでいけるのかなど詳しく教えて頂きました。

いくつか就労施設の資料をもらい、実際に見学や体験に行って決めることになりました。

就労を目指すことが決まって、頑張るぞ!と思ったのもつかの間。

その日の夜は、就労を目指し始めたからって一般就労までは遠いだろうし一般就労も精神障害をオープンにするか悩むし何の仕事するかも決まってないしいつになったらしたいように生きられるんだろう…と落ち込みました。

気分転換しようとしたけど、ダメでしたね…。

諦めてその日は寝ました。

 

今の私

デイケアに通いながら、気になった就労支援の施設への見学・体験に行ってみています。

実は、今日、正に就労施設への見学へ行った日でした。

そこで初めましての方に会い、色々お話しさせていただく中で、自分はとても恵まれた状況にいるなと思いました。

特に恵まれていると思ったのは、病院選びに悩まなかったことです。

精神科の病院は、よく当たりはずれがあると聞きます。

当たりはずれというと、聞こえが悪いかもしれませんね。

精神科というだけあって、先生への相談内容はパーソナルな内容になると思います。

友だちにも家族にも話さない個人的なことを話さなきゃいけない場面もあると思います。

そこで、先生と相性が良くないと、納得いかなかかったり、うまく回復していかなかったりするのだと思います。

私は運が良かったのか、幸いにも初めて受診した病院で先生との相性の悪さを感じることなく通院を続けられています。

これって、すごいことなんだなぁと改めて思いました。

たぶん、ほんとだったら、病院選びでまず躓くんですよね。

そして、躓いたら、悪化もしてただろうし、通院ももういいや治療なんてしなくてもいいやって思ってたかもしれません。

カウンセリングの先生も、デイケアの職員さんもとてもよく見てくれていて、その見たり聞いたりした結果を先生にきちんと報告してくださっていたりするので、すごくいい環境なんだなぁと今日改めて思いました。

私は病院選びで困ったことがないので、病院選びのコツとかいう記事は残念ながら書けないのですが、合う病院って何だろうってのは書けるのかなぁと思います。

私が通院してて思うのは、治療方針が先生と合う事、先生にある程度何でも話せる事かなぁと思います。

話しやすい、話しにくいというのは人によってあると思いますので、話しやすい先生をこれを読んでる方が見つけられたらいいなと思います。

話しやすいと思える先生に出会えるまでが本当に大変なのでしょうね…。

本当に、私は運がよかったと思います。

 

こんな私の体験も、誰かの参考になりますように。

死にたくなったあの日から10ヶ月後の私

こんにちは。

前回の記事は読んでいただけたでしょうか?

前回は、昔あった嫌なことを思い出した時の対処法を更新しました。

まだ読まれていない方は、ぜひ読まれてみてください。

対処法は、また私の余力があるときに他のものも更新しますね。

今回は、いつもの通院記録です。

 

 

前回までの振り返り

デイケアでの過ごし方を褒められる一方で、どこか無理をしてデイケアに毎日行っているところがあると自覚していました。

案の定、我慢をしすぎているのかイライラすることが多くなり、人のちょっとした言動でイライラしてしまい、攻撃的な言動をしてしまいそうになったり、実際ちょっと攻撃的な発言をしてしまったりすることがありました。

毎日行きたい気持ちと、休んだ方がいいのではないかいう気持ちで悩んでいました。

相変わらず早く回復したいと焦る気持ちがあり、今は療養中なんだと言い聞かせ休んでいましたが、ダラダラと日々を過ごすことに背徳感を感じていました。

 

今回受診日までの1ヶ月程の話

最初のうちは相変わらず毎日デイケアに行っていました。

でも正直、だるい日もあったし、イラついてしまうときもありました。

このまま無理にデイケアに毎日行っていても、良くないのではないか。

そう思い、めちゃくちゃ行きたい気持ちを我慢して、3日程デイケアに行くのをお休みしました。

その3日間は特に何をするでもなくダラダラと過ごしていました。

毎日「やっぱり今日は行こうかな…」「午後からでも行こうかな…」と悩み、「いや、一旦お休みするって決めたんだからお休みするんだ」と思い直して、お休みをしていました。

そしてお休みして、またデイケアに行き始めました。

久々に行くような気持ちになってなんだか緊張しましたが、スタッフさんの一人に「なんだかお久しぶりですね」と声かけられたくらいであとはいつも通りでした。

 

今回の受診日の私

カウンセリングのときに、思い切って3日くらい行きたいのを我慢してお休みした話をしました。カウンセリングの先生には「休む決断ができてよかった」と言われました。

イライラするときがあるって話もしたので、その話を深く掘り下げて話せるようにしてくださいました。

それで分かったのは、イライラするのはゲームをしているときに多いということでした。

個人でする作業的な活動なら、自分のペースで休憩をすることが出来ます。

だけど、ゲームだと一緒にする人たちに合わせないといけないので自分のペースで休憩したり一息ついたりすることが出来ません。更に周りに気を遣うし、楽しくてテンションも上がるしで、自分でも気づいてないけど疲れちゃうのかもしれないということが分かりました。

そこで、お昼休みにしっかり休憩をとったらいいかもというアドバイスを受けました。

お昼休みもついつい楽しくてゲームをしちゃうんですけど、それでイライラしてしまって自分が嫌な気持ちになっては意味がないので、時には遊びに誘われても断って、しっかりと休憩をとることも大事とアドバイスをされました。

診察では、カルテを見た先生に笑われましたw

カルテにイラついたときに実際どういう事を思うのかというのが具体的に書かれていたそうで…それを見て「人間らしくていいな。好きだなって思ったの。」と言われました。

正直ちょっと泣きそうになりました。

先生には、「素直なんだね、そういうの押し殺さなくていいと思うよ。」と言われました。

でも気を遣って押し殺してしまうことも先生には見透かされていました。

先生にそう言われながら、人にイラついてしまう自分に嫌な気持ちになっていたけど、そういう自分を否定的に受け止めないでそれも自分の一部だと受け止められるようになったらいいんだろうなと思いました。

 

今の私

思い切って3日休んでから、朝起きて「今日ちょっとだるいなぁ…」と思ったら無理せず思い切って休むことが出来るようになってきました。

気持ち的にはデイケアに行ったら活動的になるし、楽しいし、回復に向かっている気がして安心するから行きたいなぁって思います。

だけど、無理するのも良くないと学ぶことが出来たので、実際に休む決断を出来るようになってからは無理して行くことは減ったように思います。

たぶん、デイケアを休むことって他の人にとっては〈思い切る〉ほどのことではないと思うんですけど、回復をどこか焦る気持ちのある私にとっては〈思い切って〉決断と実行をすることなんです。

でも、それが出来るようになってよかったなと思います。

こうして、少しずつ少しずつですが、回復に向かっていきたいと思います。

こんな私の体験も、誰かの参考になると嬉しいです。

昔あった嫌なことを思い出した時の対処法

こんにちは。

今回は、いつもの記録ではなく対処法を書いていこうと思います。

今回の対処法は〈昔あった嫌なことを思い出した時〉の対処法です。

 

昔にあった嫌なことをふと思い出してしまう瞬間はありませんか?

そういう時、すごく嫌な気持ちになったり、気分が落ち込んだりしますよね。

思い出した嫌なことを考えないようにしようと思えば思うほどドツボにはまってしまい、ますます考えてはますます落ち込んでしまうこともよくありました。

嫌なことを思い出すこと自体を避けられたら一番いいのですが、私にもそういう方法は分かりません。

気持ちが前向きになれば、嫌なことを思い出しても気持ちを切り替えられたり、嫌なことを思い出すこと自体減るとは思うので、今はとにかく回復を目指しています。

現在でも嫌なことを思い出しては私なりにどうにか対処しているという感じなので、今回はその対処法を紹介します。

 

私がとってる対処法は、ズバリ!この二つです。

 

全く関係ない別のことを考える

思い出した嫌だった記憶を考え続けるのは、ますます嫌な気持ちになったり気分が落ち込んだりしてしまいます。

それから逃れるには、まず別のことを考えるしかありません。

嫌な気持ちや落ち込んだ気分に引っ張られて考え続けていると、深く落ち込む原因になります。

気持ちを切り替えることはなかなか難しいですが、考えることをやめるという選択をとることはできると思います。

「今日の晩御飯何がいいかな~」とかそんな何でもない事でもいいです。

無理にポジティブなことを考えようとする必要はなくて、別のことに考えを切り替えることに意味があります。

嫌なことを思い出し始めたら、全然関係ない別のことを考える事!

私はそうするようにしています。

結局これが一番シンプルでいい方法なのかもしれません。

 

他の好きなことをする

正直気分が乗らないかもしれません。

だけど、好きなことを始めるとそのことに没頭してしまいますよね。

そうすると、嫌なことを思い出していたことも忘れてしまいます。

読書をするとか、ゲームをするとか、何か集中できるものを始めるといいと思います。

もしくは、日頃から他のことを忘れて熱中できる何かを見つけておくといいかもしれませんね。

 

 

toyokeizai.net

こちらの記事でも、嫌なことを考えるのをやめて別のことを考えたり別のことをするのは有効的な方法として紹介されています。

記事の中では、嫌なことを思い出す頻度を減らし、その際の苦痛も減らすことが出来る〈他者視点〉という方法も掲載されています。

簡単な方法ではないので練習が必要なようですが、興味のある方はぜひこちらの記事も読んで参考にされてみてください。

 

今回紹介した方法は、パニックになる前に、深く落ち込む前に、嫌なことを思い出したらすぐ実践することがおすすめです。

私は過去を思い出すことでパニックになったことはありませんが、パニックになったのであればまずは落ち着くことを優先してください。

こんな私の体験も、誰かの参考になると嬉しいです。

死にたくなったあの日から9ヶ月後の私

こんにちは。

前回からちょうど一ヶ月後ですね。

ほんとはもう少し早く更新しようと思っていたのですが、すっかり忘れてしまっていました。

今日、ふとそういえば更新していないと気付き、更新することにしました。

 

 

前回までの振り返り

結局自律神経の乱れだったのか、疲れがたまっていたのか、ようやく体のだるさに振り回される日々から脱出した!というところでした。

デイケアに行くことも無理せずにね」と言われているので、きついときは無理に行かないようにしようと思いました。

 

今回の受診日までの1ヶ月程の話

正直、特に特筆することはないですね…。

デイケアに行くことも無理せずにね」と言われているのに、正直、無理して言ってる部分があるような気はしてます。

デイケアで過ごしながら、今日ちょっとだるいなぁと感じたりすることもありました。

デイケアのない日は逆にほとんど活動することなく、1日のほとんどをベッドの上で過ごすという日が多く、そんな自分にモヤモヤとしていました。

 

今回の受診日の私

カウンセリングのときに、デイケアのない日はほとんど活動することなくベッドの上でダラダラと過ごしがちということを相談しました。

私の意識では、いずれ働くようになったら週5回外にでるのだから、今のうちからその練習をしようという気持ちもあってデイケアに参加していました。

そのことも話すと、「いずれ週5で働くとしても、いきなり週5ではなく前段階があるはず(例えば初めは週2,3とか)。そう考えるのならば、今ほぼ毎日デイケアに参加しているのは負担が大きすぎるのではないか。」と言われました。

また、「デイケアに参加していない日がオフの日になっているから、今はゆっくり無理せず休むでいいと思う。それが、休みの日にも好きなことしようって思えるようになってきたら就労を考え始めたらいいんじゃないか。」という風にも言われました。

診察では、第一声「頑張ってるね。」と言われ、「デイケアに毎日のように行ってることもだけど、いろんな人がいる中でうまいこと人付き合いをしてるね。」と褒められました!嬉しい!

自分では、うまくやってる自信はないですが、そう言ってもらえると嬉しいですね。

ただ、上手くやれているのは私が我慢をしているからうまく付き合えてるってことも見透かされていました…。「我慢だけじゃなく、時にはちゃんと言葉に出すとか誰かに頼るとかバランスがとれるようになるかを今観察中」と言われました。それが出来るようになっていると思われたら、いよいよ就労の話が出てきそう!ですが…そのバランスがうまくできない人間なので、先は長そうと思っておくことにします。

 

今の私

案の定というかなんというか…我慢をしすぎているのか、最近イライラすることが多いです。人のちょっとした言動でイライラしてしまい、攻撃的な言動をしてしまいそうになったり、実際ちょっと攻撃的な発言をしてしまったりすることがありました。

デイケアは楽しいので、毎日行きたい気持ちはあって今も言っているのですが、ちょっとお休みした方がいいのかなと悩んでいるところです…。

いつかは就労したいと気持ちがある分、気持ちばかりが焦ってしまっている部分がまだあるようで、デイケアも休もうか悩んでも結局行ってしまいがちです。

それでも、今は療養中なんだと思って、休みの日も無理して活動するのではなく、オフの日なんだと思ってダラダラ過ごしています。でも正直、背徳感はすごいです…。

早く、休みの日も好きなことして過ごしたいし、バリバリ仕事したい!!!

でもまだ気持ちにも体力的にも余裕がないので、ゆっくり回復できるようにしっかり療養したいと思います。

 

今回もあまり内容がなかった気がしますがいかがでしょうか?

こんな私の体験も、誰かの参考になると嬉しいです。

死にたくなったあの日から8ヶ月後の私

こんにちは。

記録再開から二度目の更新ですね。

この記録を残すのも、実はいつでもできる感じじゃなくて、気力がある日にやる気を起こして書いてます。

なので、ゆっくり更新になっちゃいますが、今回も読んでくださると嬉しいです。

 

 

前回までの振り返り

毎日調子の差はあるものの、毎日服薬を続けつつ、週数回デイケアを利用していました。

デイケアでの活動も無理せず、適度に休憩したり横になって休んだりして参加しています。

とにかく無理をしない練習をする!という感じでした。

 

今回の受診日までの1ヶ月程の話

気持ちは元気なんだけど、気力が湧かなくて、体がだるくて、という日が多かったです。

特に落ち込んだりとか、嫌な事ばかり考えてしまうとかそういう事はないんですけど、とにかく気力が湧かなくて、体もだるくて、酷い日はお風呂に入る気力すらない日もありました。

その中でも調子のいい日や参加したいプログラムがある日はデイケアに行っていました。

でも、デイケアにいってもだるそうに机に突っ伏していることもありました。

あまりにも気力と体のだるさに1日の動きを左右されるので「今日はお風呂に入る元気はあるのかな…」と不安になるほどになりました。

 

今回の精神科受診日の私

今回のカウンセリングでも、泣かなかったですね~!

ちょっとずつ気持ちが強くなってきてるってことだと思いたい!

今回の相談は、主に前述した気持ちは元気なのに対して体がだるくて動かないということでした。

無理せず、マイペースに過ごそうって話になりました。

先生にも同じことを相談したら、症状なのではなく疲れがたまっているか、もしくは季節の変わり目による自律神経が安定していないことによるものじゃないかと言われました。

酷く落ち込むことはないので、お薬も同じものを継続となりました。

 

今の私

疲れがたまっているか、自律神経によるものかと言われ、そうなのかな~と疑問や不安を抱きながら過ごしていました。

最近は、とにかくだるいという感じはないです!ようやく体のだるさに振り回される日から逃れられて嬉しい!!

それでも、「デイケアに行くことも無理せずにね」と言われたので、きついなと感じた日は無理に行かないようにしようと思いました。

たまたま本で読んだのですが、体がだるく感じるのは脳が疲れているサインだそうで、その本には頭を空っぽにして瞑想することが脳を休まさせるためにいいと書いていました。その本では、決まった時間に決まった場所で瞑想することをお勧めしていました。

ちなみに、本はこちらの『最高の休息法』という本です。

でも、さすがに新しいことに意欲的に取り組む気力が私にはなく…。ひとまず、だるさを感じる時には楽な体勢になって目をつむって頭を空っぽにする努力をすることにしました。

それだけでも変化があったような気がします。

相変わらず調子の差は毎日ありますが、それでも飛びぬけてきついという日は最近はないです。

こうして、少しずつ回復していくといいなと思います。

 

正直、今回はあまり書く気が起きませんでした。

というのも、内容があまりないなぁと思っていたからなんです。

それでも、こんな私の体験も、誰かの参考になると嬉しいです。

自己流メンタル管理方法

こんにちは。
今回は、日頃、私がどのようにメンタルの状態を把握しているか、どのように管理しているかということについて書いていきたいと思います。

メンタルの状態を把握する方法は、現在実践しているものです。
この方法をしてから、本当に自分のメンタルの状況を把握しやすいです!
思いついてよかったと自分で思うほど!
対処法をとるうえでも、自分を把握しやすくて助かるのでぜひ見てみてください!

 

 

メンタルの状態を数値化して把握

現在私は、自身のメンタルの調子を毎朝数値化して考えています。
そのためにまず、客観的かつ冷静に自分のことを考え、基準の数値を決めました。
例えば私の場合だと、世間一般の問題なく私生活を送れ、精神的にも良い状態を〈0〉だとした場合、私の普段は〈-5〉くらいです。
普段が〈-5〉だとしたら、動けなくはないけどきついときは〈-10〉くらい、一切気力が湧かなかったり希死念慮が強かったりして動けないときは〈-20〉くらい…という風に、自分の状態に合わせて基準の数値を決めました。
この基準の数値をもとに、朝起きたときに自分のメンタルの調子を見て「今日は-6くらいかな…」という感じで考えています。


数値を元に対処法を実践

例えば〈-10〉以内の時に音楽を聴いて気分を底上げして〈-7〉くらいにして動けるようにしたり、〈-10〉を超えるようであれば無理せず休息をとったりと決めています。
基本的には無理しないように今は心掛けてますね…ついこないだぶっ壊したところなので…。

数値で把握するまでは、実際に病まないと対処法が取れませんでしたが、毎朝数値化するとどうすればいいかもわかるので比較的安定しているように感じます。
自分の調子がわかっているので、必要以上に無理もしないですしね。
感覚的には毎朝体温を測っているような感じです。


日記を書くことがおすすめ

単に私の記憶力がゴミカスってのもあると思うんですけど、日記を書くことはおすすめです。
日記に数値と一緒にその日を書いておくと、その後も数値化がしやすいです。
「あの日が-7であんな感じだったから、それに比べたら今日は-8かなぁ…」という感じで比較して考えることもできます。
あとは数値化の精度も上がっていくのではないかと思います。
現に私が日記を書いてて、過去のものを振り返って考えたりできて助かってます。
対処法のひとつである〈気持ちを吐き出すこと〉にも役立つので、日記はあるといいかもしれません。

 

自己流メンタル管理法、いかがでしょうか?
数値化は慣れるまで大変でしょうが、自分の調子を冷静に見る事には役立つのではないかなと思います。
こんな私の体験も、誰かの参考になりますように。

精神科通院を始めるまでの私

こんにちは。

今回は、自己紹介を兼ねて、私の自覚症状、精神科を受診しようと思ったきっかけや経緯などについて書いていきたいと思います。

この記事を読めば、自分と似てるなとか、その他の記事が自分にとって参考になりそうかとか分かるのではないかなと思うので、読んでみてください。

 

 

精神科通院を始める前の私

私が精神科通院を始めたのは、20代後半頃です。

それまで何も自覚症状がなかったのかというと、そうではありませんでした。

恐らく〈普通ではない〉のであろうと自覚しながら、そんな自分をそのまま受け止めて生きていました。

実際には、こんな自覚症状がありました。

簡潔に書くと、死にたいと思っていたという事なんですけど、私の場合は何か嫌なことがあったから死にたいと思うわけではありませんでした。

そもそも、死にたいんです。

自己肯定感が低いからか自分の存在価値がわからず、いないほうがいいと思い、生きたいという感情や意思がないという状態でした。

いつも心の奥底には死にたいという気持ちが渦巻いていて、時々それが大きな波のようになって心の中を覆い尽くすような感じでした。

何度か自殺しようとしたことがありました。

死ねなかったから、今まだこうして生きています。

死にたい気持ちを抑えるために死に方を調べていたこともありました。

冒頭でも書いてありますが、〈普通ではない〉と認識しています。

と言っても、自分が〈普通ではない〉と認識を改めたのは20代に入ってからの話です。

「死にたい」という感情があることは、私にとって、とても自然で当たり前のことでした。

だからとてつもなく死にたくなって辛くてどうしようもなくなることも、誰にだって訪れることだと思っていました。

しかし、ある時から「生きたい」と思うことが〈普通〉だということに気づき始めました。

例えば、目の前に殺人鬼が現れたとしてどうするかとか、明日死ぬとしてどうするかとか、死期が迫ってるとして残りの寿命を聞くのかとか、そういう話になった時、決まって私は「できるだけ早く死にたい」という気持ちで答えを出していました。でも、他の人の回答は決まって「生きたい」という気持ちが根底にある回答でした。

そういうことを目の当たりにするにつれ、「死にたいと思ってることは〈普通〉ではないんだな」とようやく気付きました。

 

精神科を受診したきっかけと経緯

 

これまで精神科を受診しなかった理由

私は、〈普通ではない〉と自覚しながらもそのままの自分をそうと受け止めていたので、精神科を受診するつもりはありませんでした。

誰かに頼らずとも、そのままで生きていけていましたし、病名が付くと私の場合悪化してしまうのではないかという不安がありました。

だから私はこれまでもこれからも、そのままの自分でどうにか生きていくのだろうと思っていました。

 

初めて精神科受診をしようと思ったきっかけ

何がきっかけか分かりませんが、ある時から、毎月のように強い希死念慮に襲われるようになりました。

それまで感じていたようなものではなく、生きている自分を激しく責め、どうしても死にたいと強く思う感情でした。あまりの希死念慮の強さに布団から出る事すらかなわないこともありました。

それも一日限りではなく、数日、長いと10日、2週間に及んでいました。

その頃の記録をまとめたものがこちらの記事です。参考までに。

danslelent.hatenablog.com

あまりに強い希死念慮と、毎月のように続くことに異常さを感じ、私は精神科にかかったほうがいいのではないかと思いました。

そうして、自分で精神科を調べ、初めて精神科への受診をしました。

これが一度目の精神科通院でした。

通院するにあたって、お医者さんには初めから薬での治療をしたくないと伝えていました。それは、精神科の薬は依存性が高いものもあり、使い始めると増える傾向にあると思っていたので、できるだけ使いたくなかったからです。

臨床心理士の方のカウンセリングを希望し、通院のたびに話を聞いてもらったり助言などをもらったりしていました。

通院を始めてから精神的に安定して、何でも話せる人がいるってそれだけでとても楽になるのだと実感しました。

でも、数回の通院ののち、徐々に自分に対して不安を感じます。

精神的に安定しだして、「死にたい」と思わなくなってきた気がする。だけど、「死にたい」と思わなくなった私は、果たして〈私〉なのか?

さらに、見栄っ張りな私は自分でも気づかない間に平気なフリをしてしまい、カウンセリング終了直後に気分が落ち込むようになりました。

そうして迎えたある通院予定の日、私はひどく気持ちが落ち込んで布団から動けなくなってしまい、そのまま連絡することなく通院を休みました。

数時間経って、ある程度気持ちが落ち着いてから病院に連絡しましたが、そこはやはり精神科なので、次回予約は1ヶ月以上後になってしまうと言われました。

自分が感じた不安、通院した時には見栄を張ってしまうこと、実際に辛いときには通院すらままならない自分の現状から、私は精神科への通院をやめて、自力で対処していこうと思いました。

もはや「死にたい」と思っていることがアイデンティティとなってしまっている私には、「死にたい」と思わなくなることが怖かったです。

だから、「死にたい」と思っている私をそのまま認めて、それでもどうにか生きていくという選択をしました。

 

精神科への通院を始めた経緯

それからも自分なりに希死念慮と闘いながら生活していた私に転機が訪れました。

コロナです。

私自身がコロナに罹ってしまい、療養に伴い仕事を休むことを余儀なくされました。

体調の不良、コロナ患者として隔離された空間、迫る各種支払い。

そして療養の期間を終えて、唐突に隔離から解放されて、私は現実味のない空間に放り出された気持ちになりました。

隔離からは解放されたけどもまだ働けない現実、迫る各種支払い、まだ残る後遺症。

その日、私はまた激しく強い希死念慮に襲われました。

どうしてもどうしても死にたくて、実際に死のうかと動こうとして、思いとどまって、ということを何度も繰り返しました。

苦しくて、辛くて、遺書を書きながら誰かに助けてほしいと思いが沸き上がってきた私は、泣きながら、死にたいという感情で埋め尽くされてる頭で必死に悩んで、ついに母に助けを求めて電話をしました。

そして、その電話の翌日、母に付き添われ精神科を受診しました。

 

精神科通院をしている私

今の私は、月に一度カウンセリングを受けながら、薬物療法を受けています。

薬のおかげもあってか、激しく落ち込むことも、激しい希死念慮に駆られることも今はありません。

でも、あの激しい希死念慮に駆られたあの日から、気力と体調に左右され、出来ることも限られている現状です。

それでも、私なりに前向きに生きていこうと心に決めて、毎日少しずつがんばっています。

抑うつ神経症〉と診断され、今までの私は軽度のうつ状態だったと診断されたと知り、複雑な気持ちを抱え、もっと早く精神科にかかっていればよかったのではないかと思う日もあります。

これまでもそうであったように、私は私自身のこの希死念慮や軽度のうつ状態とうまく付き合いながら生きていかなければいけないのだろうなと思います。

そんな私の記録をこれからも書いていこうと思うので、こんな私の体験も、誰かの参考になりますように。

これからもどうぞ、よろしくお願いします。

 

※この記事の〈今〉は投稿当初の状態のものです。

現在は状態が変わっている可能性もあるため、

現在の状態などは最新の通院記録をご参照ください。