あいむのゆっくり記録。

〈抑うつ神経症〉と診断された精神病患者の回復記録。

死にたくなったあの日から11ヶ月後の私

こんにちは。

今日、初めましての方と話す機会があって、話す中で自分は非常に恵まれた状況にいるなぁと気付いたので、記録とともに残しておこうと思います。

 

 

前回までの振り返り

デイケアを休む決断ができるようになり、無理せずデイケアに通うようになりました。

イライラしてしまう原因をカウンセリングで突き止めることが出来、しっかりと休憩をとるようにしようと思いました。

 

今回の受診日までの1ヶ月程の話

程よく休憩をしながら、ストレスが溜まらない程度にデイケアへの参加をしていました。

休む決断が出来るようになってからは、無理することなく、朝の体調を見てからデイケアへの参加を決めることが出来ました。

様子を見て午後だけ行く日もありました。

 

今回の受診日の私

カウンセリングでは、比較的快方に向かっているけど時々だるい話と、快方に向かっている一方でまた前回の通院のように自分じゃなくなっていくように感じてしまいそうで不安になるって話をしました。

そもそも死にたいって気持ちがアイデンティティのようにあったことから前回は自分じゃなくなっていくような気がしたことなどもお話ししました。

カウンセリングで改めて知ったことは、死にたいって思うことはみんなじゃなくても半分くらいの人はあるだろうってことと、みんなどちらかと言えば生きたいだけで明確に生きたいと思っている人は本当に少ないことでした。

目から鱗でしたね。

常々死にたいと思っていることが普通じゃないと気付いてからは、みんな生きたいと思ってるんだと思ってましたからね。

考え方が極端すぎたのかもしれませんw

これまでは嫌なことがあるとすぐ死にたいに直結していたから、それが他の選択肢も取れるようになったらいいですねと言われました。

その後の診察では、就労してみないかというお話になりました!

嬉しいの半面、不安半面です。

「本当は、1,2年デイケアに通って慣れてもらおうと思ってたけど、回復に向かうことが不安になるのであれば、追い込むぐらいがちょうどいいかもしれない。ちょっと早いけど就労してみる?」と先生は言われました。

休めることは嬉しいけど、罪悪感を感じるって言ったら「それが通常だよ。」と言われました。

でも、落ち込んで辛いうちは休んでることに罪悪感も感じないので、回復してきている証拠なのでしょうね。

そして、先生に改めて疾患名を聞きました。

抑うつ神経症

記憶のある限りで中学生くらいから死にたいって感情があり、気分の浮き沈みがあることから抑うつ神経症と診断されたそうです。

先生には「名前からは軽いうつって思われちゃうかもしれないけど、うつは薬飲めば治るけど、これはこれからも気分の浮き沈みと付き合っていかなきゃいけないからね。」と言われました。

上手く付き合っていけるのかなと不安になりました。

先生と診察の後は、就労支援などをしてくれる相談員さんと話をしました。

就労にどういうものがあり、どんな段階を踏んでいけるのかなど詳しく教えて頂きました。

いくつか就労施設の資料をもらい、実際に見学や体験に行って決めることになりました。

就労を目指すことが決まって、頑張るぞ!と思ったのもつかの間。

その日の夜は、就労を目指し始めたからって一般就労までは遠いだろうし一般就労も精神障害をオープンにするか悩むし何の仕事するかも決まってないしいつになったらしたいように生きられるんだろう…と落ち込みました。

気分転換しようとしたけど、ダメでしたね…。

諦めてその日は寝ました。

 

今の私

デイケアに通いながら、気になった就労支援の施設への見学・体験に行ってみています。

実は、今日、正に就労施設への見学へ行った日でした。

そこで初めましての方に会い、色々お話しさせていただく中で、自分はとても恵まれた状況にいるなと思いました。

特に恵まれていると思ったのは、病院選びに悩まなかったことです。

精神科の病院は、よく当たりはずれがあると聞きます。

当たりはずれというと、聞こえが悪いかもしれませんね。

精神科というだけあって、先生への相談内容はパーソナルな内容になると思います。

友だちにも家族にも話さない個人的なことを話さなきゃいけない場面もあると思います。

そこで、先生と相性が良くないと、納得いかなかかったり、うまく回復していかなかったりするのだと思います。

私は運が良かったのか、幸いにも初めて受診した病院で先生との相性の悪さを感じることなく通院を続けられています。

これって、すごいことなんだなぁと改めて思いました。

たぶん、ほんとだったら、病院選びでまず躓くんですよね。

そして、躓いたら、悪化もしてただろうし、通院ももういいや治療なんてしなくてもいいやって思ってたかもしれません。

カウンセリングの先生も、デイケアの職員さんもとてもよく見てくれていて、その見たり聞いたりした結果を先生にきちんと報告してくださっていたりするので、すごくいい環境なんだなぁと今日改めて思いました。

私は病院選びで困ったことがないので、病院選びのコツとかいう記事は残念ながら書けないのですが、合う病院って何だろうってのは書けるのかなぁと思います。

私が通院してて思うのは、治療方針が先生と合う事、先生にある程度何でも話せる事かなぁと思います。

話しやすい、話しにくいというのは人によってあると思いますので、話しやすい先生をこれを読んでる方が見つけられたらいいなと思います。

話しやすいと思える先生に出会えるまでが本当に大変なのでしょうね…。

本当に、私は運がよかったと思います。

 

こんな私の体験も、誰かの参考になりますように。